コーヒーがカラダにいいという研究は、世界中で発表されています。
その中で今回ご紹介するのは、「血糖値の上昇を抑える効果」です。
日本でも、海外でも、コーヒーが糖尿病を防ぐのに効果的だという研究は数多く発表されています。
この記事では、コーヒーが血糖値の上昇を抑えるメカニズムや、効果的なコーヒーの飲み方について解説します。
高血糖状態が続くと、血管にダメージが
私たちが食事で、ご飯やパン、芋などの糖類を摂取すると、食後から血糖値は上昇しはじめます。
この時、血糖値の上昇を抑える働きをするのが、すい臓から分泌されるインスリンですが、このインスリンの量が少なくなったり、効果が下がったりすると高血糖の状態が続くことになります。これが悪化した状態が糖尿病です。
高血糖の状態が続くと、血管にダメージを与え、動脈硬化などの恐ろしい疾患につながってしまいます。
血糖値上昇を抑えるのは、コーヒーに含まれるクロロゲン酸
この血糖値の上昇をコーヒーが抑えてくれるのですね。
コーヒーというと、カフェインの効果かと思われがちですが、実はカフェインはコーヒーに2%しか含まれていません。
コーヒーには、1000種類以上の化合物が含まれており、その中でもポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が、インスリンの効果を高めているという説が有力です。
コーヒーに血糖値抑制効果があるなら、ぜひ意識して飲みたいものですね。
では、どれくらいの量が適しているのでしょうか?
1日3杯、浅煎りのコーヒーが効果大
コーヒーにはカフェインが含まれていますので、飲みすぎはよくありません。
1日3杯程度にとどめておきましょう。
また、血糖値の上昇を防ぐには食前が適しています。
コーヒー豆の深煎りか浅煎りかを選べる時は、浅煎りにしましょう。
なぜかというと、焙煎時間が長くなると豆に含まれるクロロゲン酸の量が減るといわれているからです。
研究によれば、「糖尿病の発症率が3割も減る」といわれているコーヒー習慣。
食前というのが、ちょっとなーと個人的には思いますが、管理人も高血糖なので、今回の記事を書くにあたって改めてコーヒーの力を見直した次第です。
<まとめ>
◼︎コーヒーは「1日3杯」まで
◼︎血糖値上昇を抑えるには「食前」が有効
◼︎「浅煎り」のコーヒー豆のほうが効果的